「終わりに見た街」と「国民保護法」のこと
「終わりに見た街」公式HP
TV朝日の特別ドラマです。
中井貴一主演で、
現代の家族が第二次大戦中に
タイムスリップしちゃったお話。
バイトやったので
途中からしか見れてないけど ><;
よくある戦争もの以上に、
小泉首相への嫌悪感を改めて実感した↓
録画して楽しみにしてまだ見てない人は
こっからは読まないで下さい ^^;
「終わりに見た街」っていうのは、
どうしてこういうタイトルなのかと言うと
結末が「猿の惑星」のオチにちょこっと似てて
最後の焼け野原は
実は
原爆を落とされた2XXX年の東京やった
ってなわけなのです。
戦争は昔話ではなくて
他人事ではなくて
これからも起こり得ることなんちゃうかって
そんな警告のようなドラマなんやけど。
ほんまに!
うちはアホみたいに危機感をもってます ^^;
「国民保護法」
って知ってます???
いつの間にかほとんど人知れずにこっそりと
2004年6月に成立しっちゃった有事法案のひとつで、
うちも今年になって初めて知りました。
公務員試験対策講座で先生に聞かなかったら
多分ずっと知らなかったけど ^^;
簡単に言うと、
自衛隊(軍)*がある日突然やってきて
「お宅を自衛隊(軍)で使わせて下さい」
と言うわけです。
普通に「困ります」と断っても
なんとこれは強制なので捕まります。
そんなこともある法律です。
(* その頃(戦時)には確実に「自衛軍」になってる気がする・・・)
以下、
首相官邸のHPから法律を引用しました。
第八十二条
都道府県知事は、避難住民等に収容施設を供与し、又は避難住民等に対する医療の提供を行うことを目的とした臨時の施設を開設するため、土地、家屋又は物資(以下この条及び第八十四条第一項において「土地等」という。)を使用する必要があると認めるときは、当該土地等の所有者及び占有者の同意を得て、当該土地等を使用することができる。
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前項の場合において土地等の所有者若しくは占有者が正当な理由がないのに同意をしないとき、又は土地等の所有者若しくは占有者の所在が不明であるため同項の同意を求めることができないときは、都道府県知事は、避難住民等に収容施設を供与し、又は避難住民等に対する医療の提供を行うことを目的とした臨時の施設を開設するため特に必要があると認めるときに限り、同項の規定にかかわらず、同意を得ないで、当該土地等を使用することができる。
正当な理由って何や・・?
しかも所在が不明って、、、
帰ってきたら家が病院になってても文句言えないの???
でも避難住民の収容の為なら、
仕方ないか・・・
ってオイ!
避難ってなんすか!?
何から避難すんの!?
医療ってなんすか!?
これからは日本にも
爆弾が降ってくるんすか!?
有事法ですから、
「戦時」の法律ですから、
当たり前なんやけど・・・
(「戦時中」と限らず「戦時にむけて」の内容も多い。
だから今のことやよ。)
てことは、
小泉さんは、
いつ日本が「戦時」になってもいいように、
今から法律作ってるんちゃうの!?
と思います。
というか「戦時」にむけて、
下準備してるの?
「戦時」にむけて
日本を変えてんの?
他にも簡単に言うと、
公共の施設は自衛隊が優先利用できるのですが、
そしたら住民はどうやって避難すんのよ!って話。
幹線道路を使えなくなったら・・・
意見を求められた鳥取の自治体は
「住民の全員避難は不可能」やと。
そして法律ではこうなってました。
第五十二条
対策本部長は、第四十四条第一項の規定により警報を発令した場合において、住民の避難(屋内への避難を含む。以下同じ。)が必要であると認めるときは、基本指針で定めるところにより、総務大臣を経由して、関係都道府県知事(次項第一号又は第二号の地域を管轄する都道府県知事をいう。以下この節において同じ。)に対し、直ちに、所要の住民の避難に関する措置を講ずべきことを指示するものとする。
屋内って!!!
原子力施設が爆破されたらどうすんよーー
車飛ばして新幹線乗って逃げるっちゅーの!
家でじっとしてても「避難」なんやから、
びっくりするよ ^^;
なんか書き方が曖昧で、
ソツのない文章やから悪くない感じもするけど、
この曖昧さが実際の場面では
9条みたいに「解釈」の仕方によって
問題になると思う。
いい風にいい風にばっかりには
絶対にうちらが解釈してちゃあかん気がする。
心配のしすぎかな。
というか
「実際の場面」なんて
絶対に起こってほしくないけど。。。
こんな法律が実在するなんて、
なんか信じられないんやよー
これこそ「戦争もの」の
お話のことみたい。
でもこれが現代なんやもんね。
しかも
ぜんぜん審議されてないし、
なのにマスコミにも取り上げられないし、
郵政民営化なんて正直どうでもいいっちゅーの!
だから小泉さん嫌いです。
そんなことを改めて考えたドラマでした。
戦争は嫌やー
ゃょぃ