「クレーマー・クレーマー」 | やよいの徒然花  

「クレーマー・クレーマー」


大好きな映画。


仕事人間の夫と幼い子どもを残して

母親が家を出てしてしまうのです。

ダスティンホフマンと7歳の息子の18ヶ月の生活。

育児のせいで解雇になったり、1日で就職決めたり・・

そして親権をめぐる裁判。


79年の作品なのですが、

その背景には女性の自立とか、

男女の役割分担の多様化とか、、、


「自分の生きがいを見つけるために家を出る」

専業主婦の妻が

悪いって話ではないと思う。

むしろ


でも、

やっぱ保育士の卵のうちは、

子どものことを一番に考えてしまって、


子どもはやっぱり「捨てられた」と思って

傷つけられてさ。

それでも父親に愛情をもって寄り添ってもらって、

新しい家庭の形で幸せに暮らして。


そしたら今度はまた父親と引き離されて、傷ついて。。


って、

やっぱり家族の問題では、

一番弱い存在である子どもにばっかり

しわ寄せがくるんちゃうかな・・・


と思うのです。

まー最終的に、

この母親は身を引くのだけれどね。


ちなみに、

うちはやっぱりこの母親が一概に悪いとも思わないし、

誰かを責められるものではないと思うけど

(ダスティンはめちゃめちゃ内省して人というか生き方まで変わるし)

それでも、

みんなが子どもを愛していて子どもの為を思っているのに、

結局、子どもが傷つけられる・・

てのが、なんとなくやるせないなーと思いました。

難しいね。


母親は法廷で

「父親が必要ではないとは言いません、

 しかし父親以上に子どもにとって母親が必要です。」

と言うのです。


すっごい違和感。


子どもにとって「母親」が誰よりも必要なんて

言い切れないと思う。


逆に言えば、

母親のいない子どもは不幸?

そんなことは絶対にないやん。


母親とか父親とか、男であるとか女であるとか、

関係ないと思う。


母親が必要ないってことではないよ。


でもそれは、

自分達(両親)が決めることではないと思う。


「子どもの為に離婚しない」

なんて話はありがちですが、

仲の悪い両親、信頼関係のない家族の中で育って、

それが必ずしも子どもの為になるなんてことは

ないと思うしね。


とにかく泣けて、

考えさせられる映画です。

音楽も素敵。


まだ見たことのない方はぜひ☆


ちなみに、

草薙君の「僕と彼女と彼女の生きる道」は

99%「クレーマークレーマー」のパクリです ^^;

(実はリメイクやったのかな?と思う・・知らんけど↓)


ゃょぃ